電子計測器の製造および販売を行う株式会社小野測器(代表取締役社長 大越 祐史)は、高温環境での計測に対応した「耐熱温度計測モジュール WH-1100」 を2026年10月下旬より発売します。
電動車両の高性能化や電子機器の高度化に伴い、熱マネジメントの重要性が高まっています。こうした熱評価ニーズに対応するため、耐熱温度計測モジュール「WH-1100」を、無線計測システムのラインアップに新たに追加しました。
本製品は、使用環境温度を従来の60℃から105℃まで拡大するとともに、熱流センサーにも対応します。 熱電対や熱流センサーを接続することで、温度と熱流束の同時計測をワイヤレスで実現し、高温環境下での熱評価や効率的なデータ取得に活用できます。
新製品3つのポイント
- 高温環境での計測を実現―使用環境温度105℃まで対応
- コンパクト設計で狭所・多点計測に対応―最大200チャンネルの同時計測が可能。柔軟な設置で計測作業を効率化
- 温度・熱流束の同時計測―2チャンネル入力により、用途に応じたセンサーの組み合わせが可能
ターゲット市場・主な用途
- 自動車開発・試験―エンジンルームや車室内など、高温・狭所環境での温度・熱評価
- 産業機械・設備の熱評価―発熱部周辺の温度・熱流束計測、熱対策効果の検証
- 恒温槽・環境試験―高温環境下での多点計測や各種材料・部品の熱評価
特長
- 高温環境での計測に対応
使用環境温度105℃までの計測に対応。エンジンルームや恒温槽など、高温環境下での温度・熱流計測に活用できます。 - ワイヤレス・コンパクト設計で柔軟な設置を実現
配線が困難な場所や複数箇所への設置にも対応。設置作業を効率化し、多様な計測環境でのデータ取得を可能にします。 - 温度・熱流束の同時計測に対応
2チャンネル入力により、温度センサーや熱流センサーを用途に応じて組み合わせ可能。温度と熱流束を同時に計測できます。 - 熱流計測による熱の流れの可視化
熱流センサーを接続することで、温度だけでは把握できない熱の流れを計測。熱の移動量や方向を把握し、断熱性能評価や熱対策効果の検証に活用できます。
計測イメージ
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恒温槽内における部品の発熱評価
高温環境下での多点計測を配線レスで効率化
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車室内の多点温度計測
(TV-0200 温度分布可視化ソフトウェア使用)
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無線計測モニターシステムソフトウェア
温度・電圧・熱流など、さまざまなデータをリアルタイム表示
熱流センサーとは
温度では捉えきれない熱の流れ(W/m2)を測定するセンサーです。
温度変化は、熱の移動・流れによって生じます。その移動・流れの度合いが熱流です。熱流を捉えることで、温度変化のプロセスの解明や、熱対策、製品・材料の評価に活用できます。
熱流センサー Energy Flowは、センサーへの電源供給が不要で、「耐熱温度計測モジュール WH-1100」に直接接続することで、温度と熱流を同時に計測・可視化できます。
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システム構成(イメージ)
*Energy flow はトヨタ自動車株式会社の製品です
熱流センサーと「耐熱温度計測モジュール WH-1100」の接続イメージ
熱流センサーと計測モジュールを直接接続し、PCなどへのデータ通信を無線化。配線を簡略化し、設置の自由度を高めます。
熱流センサーを使用した計測イメージ
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「冷温感」の定量化
作業者や被験者がいる環境でも、配線レスで安全に計測
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ブレーキ摩擦熱の挙動
回転体近傍でも、接触による断線の心配なく計測
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