赤と青の線があるけれど、赤い方を見ればいいんだよね?
うん。 数年前に、膨大な実験を行った結果を反映して規格が変わったんだ。 1000 Hz の音が基準で、例えば、40 phon *1 のラインでみると、 1000 Hz の音圧レベルは 40 dB なのに対して、125 Hz は 60 dB 、63 Hz は、73 dB ぐらいになっているのがわかるだろ。
ということは、1000 Hz で 40 dB の音と同じ大きさに聴くためには、125 Hz では、それより 20 dB 大きな音圧レベルで、 63 Hz では、33 dB 程度大きな音圧レベルで聴かないといけないということなんだね。
そうだね。 ただ、おとが気がついたポイントは、音の大きさを変えたときに高い音と低い音の大きさのバランスが変わったように感じたことだよね。
うん。 だから、このグラフでは、40 phon のラインと、例えば・・・80 phon のラインを比べてみればいいんだね。
80 phon のラインでは、 1000 Hz の音圧レベルは 80 dB 、125 Hz は、 90 dB の音圧レベルで同じ大きさになる。 40 phon のときのこの差が 20 dB だったから、 10 dB の違いがあるわけだね。
逆に 1000 Hz より周波数が高い音の場合は、音の大きさにはあまり影響されていないんだね。 大きな音にした時に特に低音域が大きくなった感じがしたのは、こういことだったんだね。
そうだね。 騒音レベルのA特性という周波数重みつき特性は、日常的な騒音として最もありうる音のレベルとして 40dB の音を代表として考え、40 phon の純音の等ラウドネス特性のほぼ逆特性を用いて、聴感を補正した騒音の評価値として1930年代から長年使われたてきたんだよ。 *2
そうだね。 それだけ、優れた評価値ということが言えるね。 これだけ複雑な音の大きさについての感覚を1つの数値で表現できるのは素晴らしいことだからね。
でも、40 dB の音が基準になっているから、それより小さな音や大きな音の場合の騒音レベルは、音の大きさの感覚とずれるということだよね。
その通りだね。それだけではなくて、音の大きさは、ずいぶん前に話をしたマスキングという効果とも関係しているんだ。
そうだったね。それは、また、今度詳しく聞きたいなあ。