今日音楽の時間に平均律のこと習ったんだ。この間お父さんが,オクターブのこと教えてくれたでしょ。だから、先生の話,とても分かりやすかったよ。今は,平均律って言うと1オクターブを12等分する12平均律を指すそうだけど,現在のような12平均律になるまでにはいろんな平均律が造られてたんだって。360平均律まであったらしいよ。
へぇ,それは初めて聞いたよ。360平均律っていうと,半音の間に,30も音があるってことだよね。それで音楽ができるのかな。12平均律は、オクターブを整数等分し、その一つを最小単位の音程として成立させた等分平均律なんだ。ある音楽を、鍵盤の上で半音上や半音下にずらしても、ギターのカポタストをしても、同じ音楽が演奏できるのは、音と音との周波数の比率が、そのまま保たれているからなんだ。
つまり、12平均律では、移調だとか転調ができるから、楽器を作る上からも演奏面からもとても有利なんだね。先生は、純正律のことも教えてくれたよ。純正律ではあらゆる音程の音が,周波数が簡単な整数比になっているんだよね。だから,その和音は,調和して聞こえるんでしょ。平均律の和音が,どことなく濁っているように聴こえるって,先生は言ってたけど,僕にはよくわからない。
純正律の音程の周波数が簡単な整数比になっているのは,12平均律のように人間が楽器を作る上で便利なように創造したものではなく,自然界の法則なんだ。人間が聞いて“心地良い”と感じる 2 つの音の組み合わせは周波数が単純な整数比となっている。これらの響き合う音の組み合わせは“音色”に重要な影響を与える「倍音」と密接な関係にあるんだよ。
ギター弦のちょうど真ん中の12フレットのところを軽く触れた状態で弦を弾くと、ツーンと純粋な音が出るだろう。
ハーモニックス奏法だよね。ギター習い始めたから、知ってるよ。でもなぜそんな音がでるんだろう。
ハーモニックスで音を出している時にギターの弦を観察してごらん。よく見ると、ギターの弦は、特殊なゆれ方をしているんだ。真ん中の指を触れたところが、指を離した後も止まったままで、まったく振動していない。そして、その左右は2つの山を作って振動しているんだ。12フレットでハーモニックス音を出したとき、普通に開放弦を弾いて出る音のオクターブ上の音が出てくる。12フレットは、弦の長さのちょうど半分で、2倍音でオクターブ高い音になるんだよ。
じゃ、弦の長さが 1/ 3のところでハーモニックス音を出すと、3オクターブ上の音がでるの?