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「Repolyzer World(XN-8000シリーズレポライザ)」開発話-1

計測の難しい話はチョット置いておいて、今回から4回に分けて「Repolyzer World(XN-8000シリーズレポライザ)」の開発へ の思い入れ、苦労話を開発担当者の生の話をお伝えします。
「Repolyzer World」はDS-2000シリーズデータステーションとは発想を大きく変えて開発された商品ですが、DS-2000シリーズデータステーションとは大変相性がよく作られています。ハード部はDS-2000シリーズデータステーションを使用し、データ測定がそのままレポートとなって画面に表示され、プリントアウトできます。また、DS-2000シリーズデータステーションでデータ収録後、データ解析やレポート作成用ソフトとしてもご利用いただくことが出来ます。 では、話をお聞きください。

 1. 開発コンセプト

Repolyzer(レポライザ)の名が示す様に、「計測ソフトとレポートソフトの融合」が最大のコンセプトです。全く別の物、例えるならば、“油と水”を一緒にする様な商品化の難しさがありました。“水と油”を上手く併せると“美味しいドレッシング”が出来る様に、Repolyzerを造り、商品化しました。
まず、最初のアプローチは、“逆転の発想”でした。
つまり、「計測⇒レポート」ではく、最終成果物のレポートから発想して、商品化を考えました。お客様は、最終成果物のレポートをイメージする事で、なるべく計測の事を考えてなくてよいそのような商品にしようと考えました。なぜなら、お客様は、計測するのが主業務ではないと考えたからです。
つまり、「計測したデータを上司に報告する。」または、「計測データからお客様の製品の品質を向上させる」が主業務と考えました。
そこで、お客様の業務全体をサポートできるソフトウェアを開発して提供していく事にしました。Repolyzerでは、無償のビューアを用意しています。これを使う事で、波形が動く報告書としてデータが共有できますし、急ぎのデータレポート作成では効果が絶大です。
また、業務の中心が、“対策前後”や“現行品と新製品”などのデータ比較業務だと言うことも考慮しました。データの比較については、計算式やコマンド式を使用せずに、グラフをドラッグする事で、重ね書きさせたり、平均などの演算をさせたりする事が可能です。
Repolyzerは、報告書にデータが飛び込んでいくイメージの商品になっています。データは、生の計測データを始め、ORF形式やWAV形式のレコーディングデータ、DAT形式やTXT形式のグラフデータが、同一操作で扱えます。その上、画像や図形も同じ操作ですので、一度でもお絵かきソフトや、ExcelやWordで図形を貼り付けた事がある方なら、抵抗なくRepolyzerをお使い頂けます。
あるお客様から、「報告書のデータを入れ替えてくれ」と上司から指示があったそうですが、Repolyzerだったので「数十分で対応できた」と歓びの声を頂いています。今までは、計測ソフトを起動して、データの波形を再度確認して、テキスト変換をして保存します。そして、ExcelやWordでそのテキストデータをグラフにして、報告書を再作成していたので、数時間の作業だったとの事でした。

(2006年8月24日発行メールマガジンより抜粋)