2.新発想:ボード、ペーパーの導入
Repolyzerのデータ管理についてご紹介しましょう。
計測ソフトに付き物のデータ保存操作を無くしました。その代わりに「ボード」「ペーパー」という仕組みを用意しました。これにより、ユーザーは保存データの素早い確認と管理が可能となっています。
今までは、データのファイル名をしっかり付けないと、何のデータか分からなくなってしまいがちでした。また、簡単に波形を確認できる、”重ね表示”できるデータ管理ソフトも在りませんでした。
このあたりをRepolyzerは解決しています。
簡単に説明してみましょう。皆さんホワイトボードに印刷されたレポートが貼り付けられている状況を想像してみてください。この状態がRepolyzerの基本状態です。貼られたペーパーには2種類あります。測定データが飛び込んで来る「計測ペーパー」と、計測された結果をコピーした「レポートペーパー」です。
Repolyzerのデータ保存の考え方は次のようになります
Repolyzerでは「ペーパー増」モードがあります。これは自動的に計測ペーパーをコピーしてレポートペーパーを作成する機能です。
計測する毎に計測ペーパーがコピーされてレポートペーパーとしてボードに貼られていきますから、測定毎にデータを保存する操作は必要ありません。測定完了したら、まとめてペーパーを保存すれば済むため、データ保存の手間が省けて便利です。
ここで活躍するのが「ペーパーツリー」ツールです。これはペーパーとボードを管理するツールで、ボードに貼られたペーパーをツリー状に表示してくれます。何十枚ものペーパーがあっても、見たいペーパーをぺーパーツリー上でクリックするだけで最前面に表示されますので、簡単に波形を確認することができます。
3.グラフィカルな設定:コンフィグボード
計測設定を直感的に操作するために、グラフィカルなGUIを採用しました。一番の特長は「コンフィグボード」です。
コンフィグボードはセンサーやハードウェア(フロントエンド)、解析機能、解析条件など計測に関連する機能を系統図にして、コンフィグボード上にアイコン表示してくれます。
このアイコンをクリックすると設定ダイアログが開かれます。
メニューやショートカット・アイコンがどこにあるか探しまわす必要が無く、コンフィグボードて直感的に操作できるようにしました。
ところで、こんな測定がしたいということがありませんか。
自分の思っている解析システムを、アイコンを使ってコンフィグボード上に描くと、それが解析システムになるのです。
Repolyzerは自分用の計測・解析システムを実現してくれるのです。
アイコンを使って解析システムの系統図を描くだけで、複雑なマルチアプリ、マルチ周波数レンジ、マルチチャンネルクロス演算(周波数応答関数)のマルチということを意識させないでシステム構築の手助けをしてくれます。マルチの話は次回にしますが、Repolyzerはコンフィグボード上に解析システムを構築し、解析条件を設定ダイアログで設定し、そしてコンフィグボードを閉じると、まるでワープロソフトの様なペーパー画面になります。
計測を意識しないで計測を行っているそんな感覚を味わってください。
また、操作ボタンにはグラフィカルな「リモコンパレット」を用意しました。計測のStart、Stop、Average、Triggerなどの操作ボタンが並んでいますが、そのボタン右脇に細いボタンが付いています。
これは、コンフィグボードの設定ダイアログを開くショートカットになっていて、よく使う機能をワンクリックで呼び出せるようになっています。
(2006年9月21日発行メールマガジンより抜粋)