品質管理などでは、測定器を使い品質をある現象としてとらえ、それを数値化して管理するなど、計測することが一般的に実施されています。
では、「計測」とは何でしょう。ある目的を持って、物事を量的にとらえるため、その測定のための手段方法を考え、測定し、その結果を用いる測定全体の総称として使われます。また、「測定」とはある一定の量を基準(基本量)とし、目的の量と比較し数値(または符号)を用いて表す(測定量)ことをいいます。
「計測器」「測定器」はそれぞれの意味がありますが、あまりにも一般的な言葉なので、その様な意識することなく使われています。
量を数値化するため、基準として用いる一定の大きさの量の事を「単位」と言い長さでは 「メートル」、質量では「キログラム」、時間では「秒」になり、また「基本量」の単位を「基本単位」といい長さでは1m、「補助単位」を使うと例えば1000mmになります。
測定に普遍性を与えるため、基準として用いる量の大きさを表す方法(またはもの)を「標準」と言い、具体的に表したものが「標準器」です。
「トレーサビリティー」は標準器や計測器がより高位の標準によって次々と校正され国家標準につながる経路が確立されていることを示したものです。取り引きを公正にするため「計量法」など公的に取り決めた標準を基礎とする計測を「計量」ということがあります。秤り売りされる時に使う秤は重さを測る計量器、騒音を測る計量器は騒音計が定められています。
世界共通を目的に国際単位系(SI略称)があります。国内でも計量法でSI単位系の使用が定めら現在の測定器はSI単位系で「測定量」を表示し、その測定器は「トレーサビリティー」で国家標準とつながった校正がされていることになります。
「計量標準」について産業技術総合研究所の計量標準総合センターに説明があります。
(2002年1月25日発行メールマガジンより抜粋)