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「AC(交流)とDC(直流)」

国語辞書によるとAC:交流(Alternating Current)は「一定時間毎に方向が変る電流」その代表は家庭用AC100V電源、DC:直流(Direct Current)は「一方向だけに流れる電流」その代表は乾電 池ということは皆様ご存知のことですね。AC信号は絶えず変化して いる信号、DC信号は変化の無い一定した信号と大雑把に分類すると、物理量を電圧信号としてとりだしてくれるセンサーは、その信号波形を観測する時、その信号の性質がどちらか、またどちらを注目して測定するかで、AC、DCにちょっと気を留めることで適切な測定を行なうことができます。では、振動騒音対策で加速度信号やマイクロホン信号を周波数分析がなされますが、その信号はAC、DCどちらでしょうか。音は人間が知覚できる圧力変動で、空気中では粗密波(縦波)です。可聴可能な周波数はおよそ20Hzから20kHzで、信号として考えると絶えず変化した信号です。また電車の速度が一定では、乗ってる人は体がゆれる事は有りませんが、電車がゆれたり発進停止すると加速度が発生した事になり体がゆれよろめいてしまいます。速度の変化が加速度です。加速度も音も絶えず変化している物理現象ですからAC信号といえます。速度計や圧力信号はどうでしょう。一定速度や静圧力に比例した電圧信号です。速度、圧力の変化がなければ一定信号ですのでDC信号、それが絶えず変化しているようならAC信号です。それでは一定の速度や圧力といっても、微妙に変化をしている場合の信号は何でしょう。変化しない一定分と変化している微少分つまりDCとACがミックスされた信号です。一般的に測定器は信号に合わせて入力結合をAC用、DC用と切り替えられます。つまりDCとACがミックスした状態を見たい場合はDC用を、変化部分のみを注目する場合はAC用を使用します。

なぜかは次回のコラムをご覧ください。

(2001年11月28日発行メールマガジンより抜粋)